Ryo Kobayashi 小林企画


The Sound of Where I Come From
- A Hin Residency Presentation by Ryo Kobayashi an “𝘢𝘶𝘥𝘪𝘰-𝘸𝘢𝘭𝘬”-ish workshop as the residency presentation
Coming from Japan, and perceiving George Town through an urban Japanese body, I find it quite fascinating how in various corners of the city, where people(what demographic?) relax at public area while playing music, watching news, doing live streams, or making calls directly through their smartphone speakers.
Unfamiliar mother tongues that I can’t even recognize, sources of sound I can’t allocate, and overlapping acoustic layers forming a soundscape so diverse that a foreign (East Asian) body like mine feels compelled to attune to all of it. Those sounds that were released into air in varying waves and frequencies, creating a kind of “sound bubble” around the body, that constantly interacting, negotiating, overlapping, and asserting a presence within the surrounding.
In this “𝘢𝘶𝘥𝘪𝘰-𝘸𝘢𝘭𝘬”-ish workshop, presented as part of my residency, participants are invited to experience these soundscapes from my perspective—an invitation to observe my observation. We will walk through the cityscapes of George Town, carrying our smartphones, each playing audio(with provided instructions) in our own native language directly from our speakers, without earphones.
Between private bubbles and public presence, we search through our bodies for the right volume, negotiating sound, space, and existence with O/others.
Audio Walk Sessions:
Wednesday, Aug 5th: 8:00am-10:30am & 7:00pm - 9:30pm
Thursday, Aug 6th: 8:00am-10:30am & 7:00pm - 9:30pm
Saturday, Aug 8th: 12:00am - 2:30am (Midnight)
Review:



Riding a Resonant City
自転車の移動とラジオ音源、都市に点在する「ささやかな帰還地」を組み合わせ、街を“記憶のアーカイブ”として再生する体験型メディア作品。
Discord 上の3つのラジオを聴きながら走り、各地に立ち寄ることで、参加者は都市に眠る失われた声や名づけられなかった存在と出会う。その体験は、ギリシャ神話『オデュッセイア』を下敷きに、帰れない者・呼ばれない者の記憶が、走者の身体の中で重なる瞬間を創出する。
都市を移動する行為そのものを、他者の記憶を受け取り返す「再会」のプロセスへと変換する。
第23回AAF戯曲賞第一次審査通過作品。
[上演歴]
2026.5.9 - 10 Berlin Moabit and Wedding
📍 Meeting point:
Kapelle der Versöhnung (Berlin Wall Memorial)
🎫 Free participation (Bring your own or use a rental bike, e-scooter, etc.)
⏱ Sessions: May 9 & 10 2026, 18:00 (approx. 2 hours)
Supported by : EU-Japan Fest Japan Committee
2025.11.1 - 11.3 東京都墨田区
📍 集合場所
ソラマチひろば付近(東京都墨田区) MAP:https://maps.app.goo.gl/Jf8gcxsjsn7WZb3h9
🎫 チケット
一般 ¥500 U-18 ¥250(シャアサイクリングサービスをご利用の場合は各自でご負担ください)
🔊 『Riding a Resonant City』ツアー
11/1(土) – 11/3(月) 18:00 〜
現地集合後、Discord内のサウンドコンテンツを聴きながら各自でライド
⏱ 所要時間:1〜2時間(終了時間は自由)
構成・テキスト:小林遼
声の出演:70m (Naomi)、小林遼
協力:MIKOSHI RIDER制作チーム、林北斗
フライヤーデザイン : 志村翔太
制作:渡辺奈都
東京舞台芸術祭 2025 Open Call Program 補助対象事業




2025年3月8日-3月9日 アーティスト・イン・レジデンスさいたま
“夜騎開封” さいたま←→鄭州
女学生グループがはじめた自転車による鄭州市から隣町開封市までの旅は、SNSによって興隆を呈し、“夜騎開封”と呼ばれる社会現象となる。 本作は、さいたま市の友好都市である鄭州市で起こった“夜騎開封”を基底に、両市と日中関係を遡及的に炙り出していく。
さいたま市での試演では、参加者が実際に自転車で走行し、スマートフォン+AR+オーディオガイドを組み合わせ体験するツアー型パフォーマンスを行う。
集合場所
自転車レンタルする人:浦和美園駅
自転車持参する人:美園東1丁目公園
実施日
2025/3/8, 3/9
集合時間 - 時間内にお越しください
3/8 10:20~10:40 14:20~14:40
3/9 12:20~12:40 16:20~16:40
開演時間
3/8 11:00 15:00
3/9 13:00 17:00
費用[自転車レンタル費用]
hellocycling利用料金 930円/2時間30分
演出(視覚効果)
志村 翔太
振付・テキスト・声の出演
涌田 悠
構成・演出(音響)・テキスト
小林 遼
声の出演
有吉 宣人
制作
渡辺 奈都 林 北斗
映像撮影
サルミ・トーマス(Kamoshika Productions)
協力
特定非営利活動法人アート応援隊 小袋伸枝
space845 利根川兼一
ヒアリング 佐藤康恵 徳永美奈子
AR撮影 矢ケ崎 健治 ヤノミ(小心ズ) チャタ ケンノスキー クルミ コッペ SUKE3 SYU カヨ(to R mansion) ソラ 三田真由美 森隆一郎
自転車貸与 矢ケ崎健治
主催
アーツカウンシルさいたま(公益財団法人さいたま市文化振興事業団)
企画・製作
小林企画
さいたま市文化振興事業団
アーティスト・イン・レジデンスさいたま 小林企画試演「“夜騎開封” さいたま←→鄭州」
Review



2024年11月29日-12月8日 横浜国舞台芸術ミーティング(YPAM) 2024 フリンジ
彼方からの内言(パイロット版)
ツアー型オーディオバフォーマンス。パイロット版本作から無数の都市へインストール
私たちはあなたの声を聞くことができるのでしょうか。その、苦しみや痛みと小さな喜びを。本作品は、都市を漂流し、痕跡を辿り、んでいることで、聞こえる「あなた」の声を探します。ここに想いを寄せる「あなた」の声を聞きたいのです。これは彼岸という彼方だけでなく、現世における逢えない距離/条件でも可能だと思います。これは、誰かの声、目の前の道ゆく人かもしれないし、もしかしたらあなたのかもしれない。わたしと「あなた」の可傷性。見失い灰となった身体を、まるで手のひら分の砂を持つように、拾い上げ、また自らの身体をもそのような存在としてけ出す。そして、ここに生じる不穏な感覚を経験し、私たち各々の身体で受けとめること。己以外を通して己自身になることを体験する。
今回のクリエーションをパイロットとし、無数の都市ヘインストールしていきたい。
開催地:横浜市中区初音町~西区みなとみらい
集合:YPAMフリンジセンター (横浜市中区初音町2-43-6)
構成・演出・テキスト:小林遼 出演(音声)/制作:渡辺奈都 webデザイン:林
北斗
日時:2024年11月29日-12月8日 11:00/14:30/18:00/21:30
(上記日時はガイドツアーの日時です。ガイドツアー参加には予約が必要です。YPAM2024 期間中はwebサイトにて訪問地を確認することで任意に鑑賞が可能です。)
アラート:作中に戦争描写があります。
上演時間:120分
上演言語:英語
体験方法:URLからウェブサイトにアクセスして鑑賞。
YPAM 2024
https://ypam.jp/program/1725005679/index.en.html
Review
Ryo Kobayashi on An Inner Speech From Elsewhere
Echoes of History and Sensory Tensions: An Experiment within Body and City


2023年12月3日-12月24日 隅田川 森羅万象 墨に夢
隅田川文学散歩
「すみだに縁のある文豪の作文学作品のリーディング」と「現代のすみだの都市景観」をミックスしたオーディオガイドを作成します。作品に関連したスポットを訪ね、その場所に関するオーディオガイドを聞くことで、見なれた都市の景色に新しい感覚がもちこまれます。好きなタイミングでオーディオガイドを聞きながらスポットを巡り、一人でじっくり鑑賞するもよし、スタッフによるガイドツアーに同行し、みんなでワイワイと「すみだ」を訪ねるもよし。古くて新しい「すみだ」を一緒に体験しましょう。
開催地:墨田区東向島、向島、押上
構成/演出:小林 遼 出演(音声):有吉 宣人 制作:渡辺 奈都 美術:林 北斗
▷参加方法
-
1人で聞く/歩く →オーディオガイド試聴
*オーディオガイドはイヤフォン/ヘッドフォンで視聴ください。
web上にアップロードされた音源は、スマートフォンやタブレットなどモバイル・インターネット回線があれば、会期中はいつでも聞くことができます。あなたの好きな時間に、墨田区内の特定の場所を訪れて、オーディオガイドを再生してください。
日時 2023.12.3(日)~12.24(日)
試聴方法 webサイトを経由し、soundcloudで試聴
-
みんなで体験 →オーディオガイド ガイドツアー
オーディオガイドに収載された場所を紹介しながら、オーディオガイドを聞き墨田区内を巡ります。オーディオガイドを再生するためのスマートフォンなどの機器とイヤフォンをお持ちください。
日時 2023.12.3(日) 12.9(土) 12.10(日) 12.16(土) 12.17(日) ❶ 玉ノ井エリア 集合時間17:00-
❷ 曳舟エリア 集合時間18:30-
❸ 押上エリア 集合時間20:00-
集合場所 墨田区内
定員 各エリア 5名
料金 500円
▷すみゆめ × Klang River Festival トークイベント
『都市と川とアートプロジェクト』
都市東京の隅田川が流れるように、マレーシアの首都クアラルンプールにはKlang riverという川があります。すみゆめ、Klang River Festivalともに都市河川におけるアートプロジェクトであり、「文化の回廊」としての河川の役割を再認知させるための仕掛けかもしれません。双方に参加した小林の問いを端緒に、2つのプロジェクトと、その「都市」と「川」における役割を考えていく。
日時 2023.12.17 13:30 ~ 15:30
視聴方法 オンライン
参考URL KLANG RIVER FESTIVAL 2023


8 & 9th September Klang River Festival 2023
Walking Artscapes: Seeing Urban Environments through Performance-Making
In our rapidly urbanizing world, social connections are crucial for a meaningful life. With Japan's urban population over 91% and Malaysia expected to reach 88% urbanization by 2050, creating a supportive community-focused environment is vital. Incorporating arts in public spaces alongside architecture and urban planning enhances engagement.
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We are thrilled to have The Japan Foundation, Kuala Lumpur's support in 𝗪𝗮𝗹𝗸𝗶𝗻𝗴 𝗔𝗿𝘁𝘀𝗰𝗮𝗽𝗲𝘀: 𝗦𝗲𝗲𝗶𝗻𝗴 𝗨𝗿𝗯𝗮𝗻 𝗘𝗻𝘃𝗶𝗿𝗼𝗻𝗺𝗲𝗻𝘁𝘀 𝘁𝗵𝗿𝗼𝘂𝗴𝗵 𝗣𝗲𝗿𝗳𝗼𝗿𝗺𝗮𝗻𝗰𝗲-𝗠𝗮𝗸𝗶𝗻𝗴. This project aims to facilitate creative exchanges between Japanese and Malaysian cultural practitioners, encourage cross-disciplinary collaborations in arts and urban planning, inspire innovative approaches to art in public spaces, and contribute to Malaysia and Japan's arts sector.
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Led by Ryo Kobayashi (Director / Facilitator), Fumi Tomioka (Dance Artist) and Kenichi Abe (Dramaturg), this workshop will be using walking for urban understanding and it welcomes a maximum of 10 participants, including local site-specific art experts.
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𝙍𝙮𝙤 𝙆𝙤𝙗𝙖𝙮𝙖𝙨𝙝𝙞 / 小林 遼 (𝘿𝙞𝙧𝙚𝙘𝙩𝙤𝙧 / 𝙁𝙖𝙘𝙞𝙡𝙞𝙩𝙖𝙩𝙤𝙧)
Certified psychiatrist and director Ryo Kobayashi, born in Japan in 1991, crafts immersive theatres and walking tours exploring audience-performer relationships. Studied applied theatre in England and directed with Seinendan. A workshop facilitator, he merges health, education, community, and theatre.
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𝙁𝙪𝙢𝙞 𝙏𝙤𝙢𝙞𝙤𝙠𝙖 (𝘿𝙖𝙣𝙘𝙚 𝘼𝙧𝙩𝙞𝙨𝙩)
Fumi Tomioka, a dance artist, delved into modern ballet from age 9. Laban Centre, London, alumna. Received Japanese government scholarship for Candoco Foundation research. Assisted Aki Kawashita, joined Cambodia's art fest, and earned an MA in Choreography from Middlesex University. Active in outdoor performances, and collaborations, including "Yell for art!" and Ryo Kobayashi's projects.
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𝙆𝙚𝙣𝙞𝙘𝙝𝙞 𝘼𝙗𝙚 (𝘿𝙧𝙖𝙢𝙖𝙩𝙪𝙧𝙜)
"uni" theatre company director Kenichi Abe is a playwright, director, and dramaturg. Specializing in regional planning studies, he merges performing arts with city-focused projects. Researched community development, public spaces, and bridging urban-performing arts gaps during graduate studies. Aims to connect the city, arts, and academia.
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📌 Date: 8 & 9th September
📌 Time: 8am - 12pm
📌 Location: KongsiKL(Gudang Yee Seng 2 Batu 4½ Jalan Klang Lama 58200 Kuala Lumpur, Malaysia)

![[form提出用]小林企画.jpg](https://static.wixstatic.com/media/79c32e_6525ea779bb74f55843e894ec1e247f8~mv2.jpg/v1/fill/w_348,h_261,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/%5Bform%E6%8F%90%E5%87%BA%E7%94%A8%5D%E5%B0%8F%E6%9E%97%E4%BC%81%E7%94%BB.jpg)
2022年9月15日-9月25日 豊岡演劇祭2022 フリンジ
ののさん #ゲニウスロキを探して
個人の生死を超え、人々の経験が蓄えられている場所があるとすれば、その記憶の集積する場を訪ねることは、我々に安寧をもたらすのか。夢幻能を参照しつつ、土地の歴史や霊性を知るための、「地域のオーディオブック」を作成する。現地に立ち寄り、オーディオブックを再生することで、土地の「精霊」と出会いを創出したい。本企画は演劇祭期間中にオーディオブックに記された場所での個人の視聴体験を想定している。また、掲載の日時には数名のガイドツアー(要予約)を実施予定。上演体験を通して、感覚を環境に開き、自己を思索する旅へと誘う。
開催地:豊岡市日高町三方地区荒川、野、芝
料金:オーディオブック 1,500円
構成/演出:小林 遼 出演(音声):有吉 宣人 ドラマターグ:阿部 健一 制作:渡辺 奈都 美術:林 北斗
【購入・体験方法】
オーディオブックを手に、収録されたスポットを訪問します。 以下、2通りの方法で体験できます。
①豊岡演劇祭2022期間中に単独で訪問
書店『だいかい文庫』(豊岡市中央町6-1)でオーディオブック購入し、任意に現地へ訪問
※現地には日中の訪問をお願い致します。
②ガイドツアーに参加
開演日時:
9/23(金・祝)15:30
9/24(土)11:00/15:30
9/25(日)11:00/15:30
集合場所;豊岡市日高町野(予約頂いた際に詳細な場所をお伝えします)
参加可能人数:5人程度まで(未就学児の参加はできません)
レビュー
小林企画「アントロポセン」は豊岡演劇祭 2023 フリンジストリート枠で上演された。演劇祭ウェブサイトには、「中竹野」と呼ばれる、海辺の竹野と風情をことにした地区でツア ー型パフォーマンスを実施します。土地の景観と習俗から見えてくる世界を”演劇”にしまし た。」とコメントがあがっている。
オーディオブックのQRコードを読み取り、地図にしたがってポイントを巡る。各ポイン トやその道中で、イヤフォンから流れ込む知念史麻の語りを聴く。廃校になった小学校。寺。 人家の庭先。田畑の畔道から見える山並み。川原。かつて鉱山があった集落のはずれにある 古い墓石と大木。知念は場所にゆかりの「誰か」となって、問わず語りの独り言のような物 語を耳元でささやく。その声色、息遣い、余白の心地よさ。いつしか、誰もいない中竹野の 風景の中で、濃厚な「人の気配」に全身が包まれていた。「あなたは誰ですか」「今もここで 暮らしていますか」「いつの時代の人ですか」「会いに行ってもいいですか」。知らない誰か と膝を突き合わせて、話を聞きたいような心持ちになっていた。
「自然というものは善意に満ちている」「大地は生も死も含んだひとつの大地なのだ」と いった、含蓄に富んだ言葉がたくさん語られるが、それが実在する生活者からの聞き取りな のか、作者のリサーチを通した創作なのか、それはわからない。場所についても、近くに住 んでいるのでなじみはあるが、はたして私は、この場所の何を知っているというのだろう。
ここはいつなのか、どこなのか。誰もいない眼前の風景と、声によって惹き起こされた濃 厚な人の気配。体内と眼前の時空間が二重写しに重なったり、ずれたり、ぶれたり、ゆがん だりするような時間を体験した。この土地で、⻑い年月、たくさんの人が暮らしてきたのだ ろう。そして、語られることも知られることもなく消えていく、様々な人生の時間。誰もい ない場所に座り込んで、声に耳を傾けていると、不思議で愛おしい浮遊感に包まれた。この 時間はまさに「演劇」であった。街歩きガイドツアーではなく、しっかりとしたフィクショ ンが立ち上がる「演劇」の時間であった。
城崎国際アートセンター 館⻑ 志賀玲子

2021年10月15日-10月17日
#ゲニウスロキを探して
「一緒にお散歩しませんか?」
ゆっくりと自分の感覚に意識をむける。土地と空気に呼応するための演劇を創ります。
本企画は、野外を「歩きながら環境に応答すること」が核となったパフォーマンスです。地元住民の語りを聞きながら幾つかの土地巡ることで、その地に纏わる語り手の往時の記憶や過去の自分を想起する体験を創出しようと考えています。 企画実現に向けて、ダンサーと一緒に「身体」と「場」を結びつけるワークを 定期的に行なっています。こうした活動を『#ゲニウスロキを探して』と題して、経験を蓄積しています。
開演日時:10/15(金) 16:30-
10/16(土) 11:00- 16:30-
10/17(日) 11:00- 16:30-
上演時間:90分程度を予定
公演会場:豊岡市日高町三方地区荒川周辺
参加可能人数:5人程度まで(未就学児の参加はできません)
構成/演出:小林 遼 出演:鈴木 彩華、富岡 史 ドラマターグ:阿部 健一(uni) 制作:渡辺 奈都 音響:林 北斗 撮影:Salmi Tuomas
レビュー 阿部 健一さん
10月15日(金)から17日(日)の3日間、豊岡市日高町の荒川集落一帯を舞台にツアーパフォーマンス『#ゲニウスロキを探して』(小林企画)が開催された。今年度は中止になってしまったが、毎年9月に開催される豊岡演劇祭の会場としても使われる江原河畔劇場のあるJR江原駅から車で10分ほどの距離にある山間の農村集落だ。「演劇のまち」を掲げて国際的な活動を展開する豊岡市だが、一歩農村部に足を踏み入れるとそこには昔ながらの生業や自然環境とともに生きる生活があり、荒川集落もそうした豊岡市の純農村としての顔のひとつだ。会場の近くには稲葉川という川が流れているほか、稲葉川に流れ込む湧水や、田畑を潤す農業用水が集落中に張り巡らされている。それらの水辺には野生のメダカやサワガニが生息しており、荒川集落の自然環境の豊かさを物語っている。
集合場所であるリガレッセ(荒川集落で看護小規模多機能型居宅介護事業所を運営している法人)で、受付を済ませると1台の小型ラジオを渡される。定刻になると、「本日はお越しいただきありがとうございます。わたしがガイドを務めます。アテンドがわたしとみなさんをつなぐよりしろとなります」と、無機質な機械の声がイヤホンから聞こえてくる。それだけでなく、アテンドを務める構成・演出の小林遼が目の前で話す声、小林のマイクが拾う環境音も。本作は、無機質な機械の声、小林のライブの声、小林が現地の古老に行ったインタビューの音源など、さまざまな「音」をラジオで聞きながら集落をあるくという設計になっている。
昔から飲用に用いられていた湧き水と社、かつて集落があったと言われる林、崖を流れ落ちる滝、畑があったであろう草むら、川を流れてきたと伝えられる腕の欠けた観音様など、小林とともに巡るスポットは決して観光ガイドが取り上げるような場所とはいえない。だが、イヤホンから聞こえる古老の話や、機械の声の語るその場所の歴史を耳にしながら訪れると、それらが集落にとっては特別な場所なのだと理解される。そうした極めてローカライズされたツアーの背後には、首都圏からやってきた若者・よそものの小林が時間をかけてこの土地に接近、咀嚼した事実が伺える。イヤホンを耳にぞろぞろ歩く集団は地域住民にとって異様だろう。だが、事前に集落への丁寧な周知がされていたことで観客は行きあった住人と挨拶を交わし合い、ときには偶然居合わせた住人がそのスポットについてお話をしてくれる場面もあった。観客は、小林が地域と築いてきた関係をも鑑賞する体験をしていたといえるだろう。
「鑑賞した」という舞台芸術においてごく一般的な様態は、本作においてひときわ意味を持っていたように感じる。上述のラジオの仕掛けと小林が地域と関わったプロセスによって、参加者としては居心地の悪さを感じることなくこの集落に佇むことができた。まちあるきは「上演」に変容し、環境に対して「観客」でいることができたということもできる。はじめはぎょっとする機械の声もいわば仮面のような役割を果たし、誰でもない立場から淡々と情報を届けるその体験はむしろ観客をリラックスさせ、環境へのまなざしの解像度を上げていく作用があったと感じる。
もうひとつの重要な仕掛けが白い衣装を着た2名のダンサーの存在だ。ダンサーたちは道中のいくつかのスポットで現れるがいわゆる踊りを見せる場面は少なく、森の奥に佇んでいたり、ゆっくり歩いている姿を見つめるというかたちで遭遇する。タイトルでも用いられている「ゲニウスロキ」は、通常土地の精霊や地霊と訳されるが、本作においてはより広義に土地の気配、見えざる存在といった意味で捉えていいのだろう。機械音声同様、ダンサーの存在は明らかに異質なのだが、むしろ環境を際立たせる焦点として働き、印象としては景色や気配への注意が高まるように感じられた。見えるものの向こうにある見えない存在に接近する手がかりとして、見え隠れするダンサーの存在は重要な構成要素だった。
もう一つ、全く別のベクトルで際立っていたのはリガレッセでの小休止だ。折り返し地点の頃合いに、リガレッセのスタッフによって集落に自生しているお茶の葉で出したお茶と、同じく付近の神社の大銀杏から取れた焼き銀杏をごちそうになった。束の間イヤホンを外してお茶が出るのを待つ時間、銀杏を一粒ずつ味わう時間は、それまでに見た景色や感じた匂い、植物の感触がまさに我が身に浸透していくようだった。
五感をひらくさまざまな経験を経て、ラストシーンでは広大に広がる畑の一本道を進んだ。都心では決して見ることのできない空間的広がりの中を、ダンサーたちがゆっくりと向こうへ歩いていく。遠すぎて視認できないほど遠くへ。山には霧がかかり、空からはコウノトリが舞い降りる。
近くを見つめ、遠くを眺め、坂を上り、植物に触れ、食す。それぞれは日常でも体験しうる行為だろう。しかし、終了を告げられてイヤホンを外し現実に帰還すると、この二時間はやっぱりパフォーマンスで、わたしは観客だったと実感する。
演劇をたちあげるこの最小単位の装置が今後どこで、どのような可能性を見せてくれるか。きっと装置としての可能性にとどまらず、その土地の可能性をも掘り起こすものになるポテンシャルを秘めているのだろう。

2021年2月13日-2月14日 TPAMフリンジ
鶴屋町PIT INN
Doze
横浜駅繁華街に立地する旅館が、2021年1月をもって宿泊施設としての役割を終える。街の喧騒に包まれひっそりと佇む、その構造物の内外を舞台としたパフォーマンスを展開。都市の情報をダウングレードするワークインプログレス。
横浜駅繁華街に立地する旅館「町のお宿 静浜」が、2021年1月をもって宿泊施設としての役割を終えようとしています。横浜市神奈川区鶴屋町に立地する素泊まり旅館は50年の歴史を持ち、現在は飲食業や予備校、ビジネス街、駐車場として様変わりした都市を見つめてきました。かつて東海道神奈川宿とも呼ばれたこの街道筋は横浜港の開港の際には大使館など、交流の地として栄えました。 旅館は旅館業を閉じたあと、町の遺伝子(YOKOHAMA MEME)を引き継ぎ、既存施設の活用における「再生」を構想しています。本公演(ワークインプログレス)と併設して「YOKOHAMA MEME 公開展示」の展示会場にも使用しています。
[Performers]
mamma-goat / RIP / 敷地理 / 早川葉南子 / 念形劇団須弥山 菩鳴族 / マリー・ハーネ/ ボッチンと愉快で奇妙な仲間たち / 小林遼
Performance time:会場時間中は随時対応します
Streaming time:
2/13 1400-1445(Room 307)
2/14 1400-1430(Room 307)
comments:
ある作家は、ちょっとへこんだ石段の凹みを踏むことからその時の過去の出来事がそっくり出てくるというようなことを書いていた。単純なきっかけで過去へと誘われようであるが、そのきっかけは人によって様々である。今回のワークインプログレスでは、そんな構築された物語のない記憶を見つける装置とデザインを作りたいと思っています。

2020年11月28日[土] 17:00〜19:00
ねんどをしよう@ゆるり荘
/
五感を刺激するちょっと楽な空間「ゆるり荘」をつくっていきます
\
自分の領域も保ちつつ、
人と共有・共感を得られる、
ちょっと楽な場をオンラインでも作ろう
【実施日時】
11月28日(土)17:00〜19:00
【実施事項】
・ちょっと楽なオンラインの場作り
※是非かたくならずにリラックスした感じでご参加ください!
・ドローイング・粘土による造形
※アート活動が初めての人でもまったく問題なし!うまい・へたではなく、五感の刺激を楽しむ場であり、感性に触れたい方であればどなたでもウェルカムです!
〜当日の管理人〜
大家さん(モデレーター):小林 遼(マチマニア)
101号室(美術教育家):田中 令(Art Education Research UMUM)
102号室(デザイン):水谷 元紀(マチマニア・HeLPers)
【協力・後援】
ことぶき協働スペース
横浜コミュニティデザイン・ラボ
LOCAL GOOD YOKOHAMA
#おたがいハマ
https://www.facebook.com/events/682017925785750/?active_tab=discussion

2016年10月7日[金] - 10月10日[月]
無隣館若手自主企画vol.14 小林企画
アンダーグラウンド
作:小林 遼、塩田将也 演出:小林 遼
地下世界にようこそ。
私たちの暮らしを体験してみませんか?
地上の皆様の来訪を心待ちにしています。
フィクションで描かれる地下世界が好きです。
それは、人々が円満に暮らす理想郷を彷彿とさせるから。
一方、現実では否応なく社会と付き合わなくてはいけません。
たとえ、どんな関係であっても。
今回は、どんなに嘘をついても生々しい演劇を使って、
お芝居という共同体を作ってみます。
※ 本公演はお客様参加型の舞台であることをご了承ください。
会場
アトリエ春風舎
出演
尾﨑宇内 西村由花 林 ちゑ 福井 花 横田僚平(以上、無隣館)
スタッフ
照明:黒太剛亮(黒猿)
舞台美術/監修:鈴木健介(青年団)
制作:笠島清剛(青年団)
製作助手:寺田凜(無隣館)
ドラマトゥルク:前原拓也(無隣館)
フライヤーデザイン:鏡味史子(無隣館)
総合プロデューサー:平田オリザ
制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
技術協力:大池容子(アゴラ企画)
